金属加工の基本

測定器について

主に使用する測定器は
「ノギス」「マイクロメータ」「ダイヤルゲージ」「ピックゲージ」「シリンダーゲージ」。
測定器は使用開始時、使用完了時には管理をしっかりとし、不具合等がある場合には使用を中止し措置を行う。
その際は、遡り検査を行い不具合品を流出させない措置を行う。
ヤマテックでは、外部機関の校正を受けた物のみを使用する。

マイクロメータ

外径・長さ・シリンダーゲージ合わせに使用する。精度は0.01と0.001の物があり、測定内容により先端形状を選ぶ。

注意点

使用前に0合わせ又は、マスターバーで基準を確認する事。
測定圧を一定にするため、ラチェットを使う事が出来る。
大物の測定は個人差が出やすいので他人との比較確認を行う事。

ノギス

外径・内径・長さ・深さ等、最も簡単に使用できる測定器。
精度は0.1程度。デジタル表示の物もあるが構造上、精度はあまり良くないので目安としたほうが良い。

注意点

定圧装置が無い為、測定力のかけ過ぎによる誤差が出やすい。
ジョウに隙間ができ易い為、根元と先端で誤差が出やすい。光に透かして隙間を確認する。
先端が尖っている為、落としたり、ぶつけたりすると変形しやすい。

シリンダーゲージ

内径を測定する物。
マイクロメータ又はリングゲージで基準寸法を合わせ、測定物と比較をし寸法を読み取る。
基準器の寸法と比較するため、基準器の精度が重要。
構造が複雑なため、ゴミ等による動作不良に注意する。